脇毛って剃った方がいい?脇毛を処理するとどんなメリット・デメリットがあるの?と気になったことはありませんか?
特に夏場やノースリーブの季節になると、気になるのが脇毛のムダ毛問題です。
しかし、脇毛を剃ることにはメリットだけでなくデメリットもあります。
この記事では、脇毛を剃ることのメリット・デメリットを詳しく解説して、正しい脇毛の処理方法も見ていきましょう。
脇毛はなぜ生えるの?
まず始めになぜ脇毛が生えるのか見ていきましょう。
脇毛は第二次性徴の一つで、性ホルモンの影響で生えてきます。
- 汗を吸収して蒸発させやすくする
- 摩擦から肌を守る
- フェロモンを発する
脇毛には上記のような役割がありますが、現代ではこうした機能よりも見た目や衛生面が重視されていて、特に女性や清潔感を気にする男性の間では、脇毛を処理するのが一般的になりつつあります。
脇毛を剃るメリット
次に脇毛を剃るメリットを見ていきましょう。
見た目がすっきりして清潔感アップ
脇毛がないことで、ノースリーブやタンクトップも自信をもって着られるようになるでしょう。
特に夏場の肌の露出が多い季節には、見た目の印象に大きく影響します。
匂いが抑えられる可能性もある
脇毛は汗を吸収しやすく、そのまま汗を放置していると雑菌が繁殖してニオイの原因になります。
脇毛の処理をすることで、汗の拭きとりがしやすくなりニオイいの軽減が期待できるでしょう。
制汗剤・デオドラントが使いやすくなる
脇毛があると、スプレーやロールオンタイプが肌に直接届きにくくなることがあります。
脇毛を剃ることで、製品の効果を最大限に発揮できるのもメリットでしょう。
肌トラブル予防になることもある
汗や皮脂が脇毛に絡まり、それが毛穴のつまりや炎症の原因になることもあるため、清潔に保つために脇毛を処理するという方もいますよ。
脇毛を剃るデメリット
次に脇毛を剃ることで起こるデメリットを見ていきましょう。
肌荒れ・カミソリ負けのリスク
脇の皮膚はとても薄くてデリケートです。
そのため、カミソリでの処理は皮膚表面を傷つけやすく赤みやブツブツの原因になります。
黒ずみができやすい
カミソリで何度も脇毛を剃ることで、色素沈着による黒ずみが発生することがあります。
特に自己処理を続けている人は要注意です。
毛がチクチクする
カミソリで剃った後は、毛の断面が太くなりやすく生えてくるときにチクチクしてかゆみを感じることがあります。
また、脇の毛が生えてくるときに皮膚がかゆくなることもあるでしょう。
剃り残しの心配
急いでいる時や暗い場所での脇毛の処理は、剃り残しが気になったり剃りムラが出やすく、かえって見た目が悪くなることもあります。
肌トラブルを防ぐ正しい脇毛の処理方法
脇毛の処理で肌を傷つけないためには、正しい方法で脇毛の処理をすることが大切です。
①前日または数時間前に保湿をしておく
乾燥した肌はカミソリ負けしやすいので、前日からしっかりと保湿をしておくのがおすすめです。
化粧水+クリームか敏感肌用のボディローションで保湿をしておきましょう。
②お風呂で皮膚と毛を柔らかくする
カミソリで脇毛の処理をする場合は、入浴後やシャワー後の肌が柔らかい時に脇毛の処理をするのがベストです。
脇毛も柔らかくなるので、カミソリの刃による負担が減ります。
③シェービングクリーム・ジェルを使用する
摩擦が強く、肌を傷つけやすくなるのでボディソープでの代用は避けましょう。
必ず専用のシェービングクリームやジェルを使って滑りをよくして肌を保護することが大切です。
④毛の流れに沿って優しく剃る
脇毛は色んな方向に生えているので、以下の順で剃るのが基本です。
- 上から下
- 下から上
- 左から右
- 右から左
それぞれ軽い力で1~2回なでるように剃るのがポイントで、ゴシゴシ剃ったり、何度も同じところを剃ると肌が傷んでしまうので注意が必要です。
肌を軽く引っ張りながら剃ると、毛が立って剃りやすくなりますよ。
⑤剃り終わったらすぐに洗い流す
シェービングクリームやジェルをぬるま湯で優しく洗いながしましょう。
ゴシゴシと擦らないように注意をしてくださいね。
⑥清潔なタオルで軽く押さえる
脇毛の処理をしたあとは、擦らずに優しくポンポンと押さえて水分を取ります。
肌がデリケートな状態なので、摩擦は避けましょう。
⑦しっかり保湿をする
仕上げに低刺激のボディローションや乳液で保湿をしましょう。
とくにセラミド、アロエエキス、ヒアルロン酸が入っているものがおすすめです。
赤みやかゆみ、黒ずみ防止に効果的なので取り入れてみてくださいね。
脇毛をカミソリで剃る時の注意点
脇毛を剃る時の注意点を見ていきましょう。
同じ場所を何回も剃らない
毛が上手く剃れないと、何度も同じ部分に刃を当てたくなりますがこれが一番肌を傷つける原因になります。
1~2回で剃れるように、刃の切れ味がいいカミソリを使用するか、無理に剃らずに使用するカミソリを変えるなどした方がいいでしょう。
古いカミソリの刃を使わない
錆びていたり、何度も使用したカミソリの刃は切れ味が悪く肌への負担が大きくなります。
使い捨てのカミソリなら3~5回を目安に刃を交換する、錆びたり引っかかるようになったらすぐにカミソリの刃の交換をしましょう。
処理の頻度は少なめにする
毎日のように脇毛を剃っていると、常に肌がダメージを受けた状態になります。
週に1~2回程度に頻度を押さえましょう。
肌トラブルがある時は処理しない
赤み、ニキビ、かぶれ、傷などの肌トラブルがある時に剃ると悪化させてしまうことがあります。
そのため、肌が完全に回復してから脇毛の処理をするのがおすすめで、炎症が強い場合は、一度皮膚科を受診するのがいいでしょう。
生理中・体調の悪い時は避ける
生理中や体調が悪い時は、ホルモンバランスの影響で肌が敏感になりいつもよりも肌トラブルが起こりやすい状態になっています。
体調が安定している時に脇毛の処理をするのがいいでしょう。
処理後すぐに制汗剤などを使用しない
カミソリで剃ったあとの肌は、バリア機能が低下しておりアルコールや香料の強い製品が刺激となりやすいです。
処理直後は何もつけずに保湿ケアだけにする、デオドラントは数時間経ってから使用するのがいいでしょう。
脇毛を剃るメリットとデメリットのまとめ
■脇毛を剃るメリット
- 見た目がすっきりして清潔感アップ
- 匂いが抑えられる可能性もある
- 制汗剤・デオドラントが使いやすくなる
- 肌トラブル予防になることもある
■脇毛を剃るデメリット
- 肌荒れ・カミソリ負けのリスク
- 黒ずみができやすい
- 毛がチクチクする
- 剃り残しの心配
脇毛は生理的にも機能的にも意味のある毛ですが、処理することも、そのままでいることもどちらも間違いではありません。
大切なのは周囲の目よりも、自分がどうしたいのかです。
今回解説した脇毛を剃る時のメリット・デメリットを確認しながら、脇毛の処理をするのかしないのかを決めてみてください。