ムダ毛処理を始めるとき、多くの人が悩むのが「除毛」と「脱毛」のどちらが良いのか?という問題です。
どちらもムダ毛を減らすための方法ですが、効果の持続期間や肌への影響、コスト、手間などに大きな違いがあり、この記事では、除毛と家庭用脱毛器による脱毛の違いを明確にし、それぞれのメリットとデメリットを徹底的に比較します。
除毛と脱毛はどっちがいい?
手足の毛が濃く、夏場に半袖や短パンを履くことに抵抗感があったし、お風呂に入って鏡を見た際も、なんとなく「汚らしい」ならば、「いっそ全て剃ってみてから考えよう」と思い立ち、除毛クリームから、お試し程度で始めたのがきっかけでした。
「除毛」と「脱毛」毛を取り除くという面では同じですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
除毛とは
除毛とは、肌の表面に出ている毛を取り除く方法です。
代表的な除毛方法には、
- カミソリ、電気シェーバーの剃る
- 除毛クリームで毛を分解し、拭き取る
この2種類があり、除毛は肌の表面にある毛を処理するだけであって、毛根にはアプローチしないので、いくら沿っても毛の量は減らないし、加齢や過度にホルモンバランスが乱れない限り、毛が薄くなることはありません。
除毛のメリット
- 費用が安い
除毛クリームはドラッグストアや通販で手軽に購入でき、数百円から始められます。
サロンに通う必要もなく、コストを抑えたい人に最適です。
- 使い方が簡単
肌に塗って一定時間待ち、拭き取るだけで処理が完了します。
剃り残しの心配も少なく、初めてでも扱いやすいです。
- 広範囲の処理が短時間でできる
腕や脚など広い部位にも一気に使用できるため、忙しい人にも便利です。
- 痛みが少ない
使用方法を守れば、チクチク感や痛みが少なく、肌への刺激も比較的穏やかです。
カミソリや電気シェーバーは剃る際に痛みはほとんどありませんが、カミソリ負けを起こす人にはあまりオススメできる方法ではありません。
除毛のデメリット
- 効果の持続が短い
除毛クリームは毛根に働きかけないため、使用後1〜3日で再び毛が生えてきて、頻繁な処理が必要になります。
- 肌トラブルのリスクがある
除毛クリームの場合、成分によっては敏感肌の人やアレルギー体質の人は赤みやかぶれ、ヒリヒリ感を引き起こす可能性があるので、パッチテストが必須です。
- 独特なニオイが気になることがある
一部の製品にはツンとした薬品臭があり、使用中に不快に感じる人もいるので、基本的にお風呂場で使うことが多くなります。
- 使用できない部位がある
顔やデリケートゾーンなどには使用を控える製品が多く、全身対応ではないことがデメリットで、更にカミソリで剃ると断面が太く見えるため、毛が濃くなったように見えることがあるので、使い慣れるまでが大変です。
除毛クリームを使ってみた感想
思った以上に簡単で驚きました。
当初はカミソリを使用していたため、カミソリ負けを起こし、肌トラブルが発生していました。
肌が弱いので、除毛クリームも心配していましたが、私は特に問題はありませんでしたし、塗って放置するだけで、手足の毛がゴッソリ取れる感覚はかなり爽快です。
チクチク感もほとんどなく、見た目もスッキリして、Tシャツ短パンでも自信を持てるようになりましたが、あくまでも「除毛」なので、しばらくすると簡単に生えてきます。
その度にクリームを塗る作業は、手間がかかりますし、クリームも何回か購入をしなければなりません。
お試しや季節限定であれば除毛をお勧めしますが、ずっと使い続けるには不向きです。
脱毛とは
脱毛には、
- ピンセット等で毛を抜く
- ブラジリアンワックス等で抜く
- 家庭用脱毛器、サロン等で毛根にダメージを与えて、毛を生えにくくする
大きく分けてこの3種類があります。
ブラジリアンワックスの利点・欠点
ピンセットのメリット等はお分かりだと思うので、その他の脱毛方法のメリットデメリットを見ていきましょう。
ブラジリアンワックスのメリット
- 短時間で広範囲を一気に処理できる
- 毛根から引き抜くので、次に生えるまで時間がかかる
- 家庭用のものなら家で一人で簡単に使える
- VIOにも使える
- 蜂蜜等の天然素材で作られているものが多く、肌に優しい
ブラジリアンワックスのデメリット
- 慣れるまでは上手く毛が抜けない
- とにかく痛い
- 永久脱毛ではないので、定期的な処理が必要
- 毎回商品を買う必要がある
脱毛サロンの利点・欠点
永久脱毛が可能なサロンでの施術には一体どのようないいことがあるのでしょうか。
脱毛サロンのメリット
- 永久脱毛が可能
- 既定の回数通うだけで、その後はムダ毛処理の必要が無くなる
脱毛サロンのデメリット
- 全身脱毛なら最低でも50万程度、部分的な脱毛でも10数万円かかる
- 脱毛サロンに通う手間がかかる
- 照射漏れがあると部分的に毛が生えてくる
- 永久脱毛ではない通常の脱毛サロン(光照射)だと3年程度で毛が生えてくる
家庭用脱毛器のメリット・デメリット
家庭用脱毛器とは、レーザーや光を使って毛根に働きかけることで、毛の再生を抑えることができる機器で、サロンやクリニックに通わず、自宅で手軽に脱毛ができる点が魅力です。
ただし、医療機関で使用される機器に比べて出力が弱いため、効果が出るまでに時間がかかる傾向があります。
家庭用脱毛器のメリット
- 長期間効果が続く
毛根に働きかけるため、1度の処理で数週間から数か月間、毛が生えにくくなり、また、繰り返し使用すると、全く生えてこなくなる部分もあります。
- 自己処理の手間が減る
継続することでムダ毛が目立たなくなって、日々の処理が楽になります。
最初は2週間に1回、効果が現れてきたら1カ月に1回、2か月に1回といった感じで、照射する期間が長くなり、自己処理の手間を大幅に省けるようになるでしょう。
- 自宅でできる
通院の必要がなく、自分のタイミングで脱毛ケアが可能です。
自分の部屋で好きなタイミングで脱毛できるのが一番のメリットですね。
- 複数人で使用できる
サロンに通うと、一人分の費用だけで、数十万の費用が発生しますが、家庭用脱毛器であれば、家族単位や恋人、友人など、複数人で使うことも可能です。
家庭用脱毛器のデメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
サロンに比べると出力が弱いため、継続的に使わないと十分な効果が得られません。
- 使用にコツがいる
照射の当て方や間隔などを守らないと効果が落ちる、または肌トラブルの原因になります。
- 痛みを感じることがある
使用部位や肌質によってはチクっとした痛みを感じることがあります。
除毛と脱毛どっちがいい?結論!私は脱毛を選びました
除毛クリームで毛がなくなる経験をしたのち、「毛は不要」と判断、大手ECサイトで、1万円前後の家庭用脱毛器を購入し、使い始めは効果を発揮しましたが、威力がすぐに落ち、簡単に壊れました。
返品交換してもらい再度使用しても、全く同じような現象が起きたので、安物ではかえって費用と手間がかかってしまうと考え、思い切って5万円程度の脱毛器を購入すると、脱毛効果も上がり、威力も落ちませんし、簡単に壊れることもなく数年使い続けています。
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除毛と脱毛どっちがいい?のまとめ
目的と予算、肌質によって適した方法は異なります。
- 短期間で安く済ませたいなら除毛
- 長期間効果を求め、自己処理の手間を減らしたいなら家庭用脱毛器
どちらか一方が絶対に良いということはありませんが、私はコスパがよく、頻繁に処理もしなくなかったので脱毛の方がいいと感じました。
ただ、家庭用脱毛器でしっかりした効果を実感したいなら最低でも5万円程度の予算がかかるので、覚悟が決まるまでは除毛、予算と覚悟が準備できたら、家庭用脱毛器をオススメします。